北海道・札幌の社会

【函館、北斗】北斗市の山林に函館市花園町、無職畠山征司さん＝当時（６１）＝の遺体が埋められていた事件で、函館中央署などの捜査本部は十七日、死体遺棄の疑いで逮捕、送検した札幌市南区川沿三の二、暴力団員、無職竹中博文容疑者（３４）ら五人を強盗殺人の疑いで再逮捕した。

　ほかの四人は同住所、暴力団員、飲食店従業員野村学（２１）、住所不定、暴力団員、無職遠見良太（２３）、住所不定、無職三浦誠也（２４）、函館市千歳町、アルバイト遠見加奈（２３）の各容疑者。調べでは、五人は昨年八月二十二日午前、当時北斗市内にあった竹中容疑者の自宅アパートに、金を奪う目的で畠山さんを連れ込み、銀行のキャッシュカードなどを奪った上、集団で執拗（しつよう）に殴るけるなどして殺した疑い。

　また、函館地検は同日、遠見加奈容疑者を除く四人を死体遺棄の罪で起訴した。同地検によると、四被告は畠山さんを殺害後、同二十二日夕から二十三日未明にかけ、遺体をカーペットにくるんでワゴン車で同市向野の山林に運び埋めた。加奈容疑者については「関与の度合いが薄い」として処分保留とした。


(北海道新聞　引用)