北海道・札幌の社会

札幌市中心部で２４日に行われる北海道日本ハムの優勝パレードの会場警備費などに充てるため募集している個人協賛金が伸び悩んでいる。道や札幌市などでつくる実行委では「パレードに感激した人の善意にも期待したい」と今月末まで受け付ける。一方、実行委は事務局内に巨大なてるてる坊主をぶら下げ、パレード当日の好天を祈り始めた。

　実行委によると個人協賛金は十九日現在、二千八百八十五人分の千百九万円で昨年実績の約三分の一。実行委は十月十七日から三千万円を目標に募集してきたが、リーグ優勝決定から時間がたったことなどが、伸び悩みの要因とみられる。

　協賛金は一口三千円で、何口でも可。応募者には一口ごとに非売品の球団ロゴ入りオリジナルネックストラップを贈る。

　一方、巨大てるてる坊主は、当日の天気予報が曇り一時雪のため、製作した。

　高さ一・三メートル、頭は直径約四十センチ。実行委にある備品などを活用し、発泡スチロールとテーブルクロスで作り、実行委事務局（札幌市中央区北二西二）に掲げた。

　担当者は「一番気がかりなのは当日の天気。パレードのときだけでも穏やかな天気に」と話している。

　協賛金の問い合わせは札幌市コールセンター（電）０１１・２２２・４８９４へ。